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GIMPを使ってお絵描きをしてみよう

描き方実際・着色


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下地塗り

まずベースとなる下地を塗ります。

色の作り方は、「カン」(^^;。 アチシは肌色などは、過去に作った色をPaletteに登録してありますので、そちらから選び、それを描くキャラクタのイメージに合う色にあわせていきます。 今回、下地の肌色は(R,G,B)=(255,225,201)です。

下地となる色は、完成時に塗られている範囲よりも広範囲を塗っておくことにします。 塗る範囲を広めに選択して、Edit/Fill で塗ればいいでしょう。

color00.jpg(263x320)
下地塗り終わり画像

陰影付け

陰影を付けていきます。

下地に塗った色に対し、影となる色を作成し、それを塗っていきます。 領域選択して、Edit/Fill、細かい部分は、PaintBrushで塗っていきます。

このとき、レイヤを陰影の段階によって分けています。 ハイライトで一枚、影で一枚、さらに暗い影で一枚、という具合です。

color01.jpg(263x320)
陰影付けた画像

陰影をなめらかに変化させる

陰影がはっきりしすぎていますので、陰影がなめらかに変化するようにします。 Gaussian Blurを使います。

まず、GaussianBlurをかけたい範囲を選択します。広めに取っておきましょう。 次に、Filters/Blur/GaussianBlur で選択範囲をぼかします。 Blur Radiusの値は適当に入れてください。アチシは肌の影付けのときは30前後の値をいれてあります。

細かい部分は、細めのConvolverで仕上げていきます。

gauss0.jpg(265x320)
顔の影に対してBlurする前
gauss1.jpg(265x320)
顔の影に対してBlurした後
color02.jpg(263x320)
Blur後した後の状態

陰影付け・その2

今回の絵では使ってませんが、陰影をつける方法としてレイヤのいくつかある合成モードを利用する方法があります。

新規レイヤを作り、そこに影になる部分を濃い色(黒っぽい色)で塗りつぶします。 そのレイヤの合成モードをOverlayに、さらにOpacityを下げます。

この方法は、柄や模様を持つ服などに、影をつけたいときに使います。


髪の毛

これも基本的には他の部分の塗り方と一緒ですが、軽く光のグラデーションを入れてあります。

透明〜明るい色(白に近い色)へと変化するグラデーションのかかったレイヤを用意し、 これをOpacityを下げて重ねています。

ここで出している画像では、グラデーションのレイヤがわかりやすいように、Opacityを100 にしています。 実際の画像に適用したものは、Opacity=35 程度です。

color03_0.jpg(263x320)
髪にグラデーションをかける前
color03_1.jpg(263x320)
髪にグラデーションをかけた後

着色終了

このように、範囲指定をしてFill、PaintBrush、Eraser、Convolverなどを利用して、色を塗っていきます。 なお、アチシは Bucket Fill はほとんど使いません。

アチシは、ちょっとしたことでもレイヤを増やしていってしまいますので、今回のような単純な絵でも最大で30以上ものレイヤを持ってしまいました。 範囲指定をちゃんと使ってあげれば、そこまで増えません。 いたづらにレイヤを使うのはあまり勧められたことではありませんので注意しましょう(^^;。

輪郭線から色がはみ出してますが、これはわざと残してあるものです。 まだこの段階では、はみ出した部分の削除はしません。

color04.jpg(263x320)
着色終了

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流穂忍 E-Mail:tsurime@osananajimi.org